日本百名山
#97 阿蘇山
(#95 九重山遠望)


阿蘇山は九州で最も有名な山でしょう。世界最大と言われるカルデラ、草千里と呼ばれる大草原、湯煙を上げ続けている中岳の頂上までバスとリフトで行くことができます。外輪山の内側に阿蘇五岳と呼ばれる山々があり、周りには沢山温泉があります。

以下は阿蘇市のHPから転載させていただきました。
http://www.city.aso.kumamoto.jp/sightseeing/spot/c-9.html

阿蘇山(阿蘇五岳と外輪山)

 阿蘇は典型的な二重式の火山。阿蘇山といえば阿蘇五岳を中心にした中央部の山々を呼ぶことが多いが、広い意味では外輪山や火口原をも含めた呼び名です。
 外輪山は南北25km、東西18km、周囲128qもあり、世界最大級の火山です。火口原には約5万人が生活していて、田畑が開け、阿蘇市・高森町・南阿蘇村の3つの自治体があります。
 阿蘇山は日本の山で最初に外国の文献に記載され、当時からその名をとどろかせています。
 また、阿蘇は火の国熊本のシンボルであり、高岳(1,592m)を最高峰に根子岳(1,433m)、中岳(1,506m)、烏帽子岳(1,337m)、杵島岳(1,321m)と連なっている阿蘇五岳、ほぼ900mの高さで火口原を囲む外輪山等どれを取っても第一級の風景です。
 阿蘇が現在の山容になるまでは古い活動の歴史があり、10万年前、阿蘇が現在ある場所には数多くの火山があり、活発な活動をしていました。これらの火山が一斉に噴火活動をし、火山灰、溶岩などを噴出、この活動が終ると大陥没がおこって、今の外輪山の原形が生まれました。
 このくぼ地に火口湖ができ、立野付近で断層や侵食がくり返され、湖水が流れ出しました。3万年から5万年前に東西方向に並んで阿蘇五岳の山々が噴出したといわれています。

中岳(1,506m)

 一般に阿蘇山といえば中岳火口見物を指すぐらい有名で、地鳴り鳴動とともに激しく噴煙を噴き上げる様子は、自然の力強い息吹を感じさせます。溶岩の岩肌がむき出しになり、火口壁のしま模様がきれいです。
 活動を続けている現在の火口を囲むように七重の火口跡があり、古くから激しい活動を続けてきたことが想像できます。
 火口は南北に人の耳に似た形で並んでおり、東西400m、南北1,100mにわたり広がっています。


高岳(1,592m)

 阿蘇の最高峰、全体が丸みをおびた円錐形です。南西側は中岳と峰続きで他の方向はすそ野が長く、東側は根子岳に連なり、鞍部は「日の尾峠」と呼ばれます。北側は小堀牧・二塚牧・泉牧など広々とした美しい牧草地になっています。
 山頂部は東西400m、南北100m、高さ10〜30mの壁で囲まれた楕円形の旧噴火口があり、火口底は平坦で、北部にはミヤマキリシマの群生が見られ5月下旬から6月上旬にかけて、じゅうたんを敷き詰めたように咲き広がります。
 山頂北部斜面は「鷲が峰」「虎が峰」の険しい岩場になっており、西部から仙酔峡にかけての斜面は層を成した線状の溶岩流跡が見られます。
 山頂からの展望は雄大で、足下に根子岳をはじめ阿蘇五岳、南に祖母、北に久住の諸峰が眺めます。

根子岳(1,433m)

 山頂部がノコギリの刃のように鋭くとがり、その独特の山容が目を引く阿蘇五岳の中で一番東に位置します。山頂部から深い谷が放射状に刻まれていて、複雑な地形になっていおり、古くは大火口があったとされますが現地は侵食で壊れ残っていません。
 この山はどの方角から見ても美しい円錐形をしており、全山が潅木に覆われ、若葉、青葉、紅葉、樹氷と四季折々の美しさを見せます。
 西峰・天狗岩間は岩場で危険ですので登山の方は要注意です。


烏帽子岳(1,337m)

 山頂部は狭くとがっていて全体が草に覆われ、西に緩やかなすそ野を引いています。北斜面に草千里の側火山があります。

杵島岳(1,321m)

 五岳の中で一番西側に位置する形の整った成層火山。頂上に直径200m深さ50mの旧火口があり、西に爆裂火口、東斜面には「古の御池」という最長直径50mにも及ぶ楕円形の旧噴火口があります。火口底は深さ50mで火山灰の平地になっています。
 杵島岳と北側の寄生火山の往生岳も山体に放射状の谷が発達し美しい風景です。往生岳山頂にも旧噴火口が東西に3個並んでいて、西と中央の火口はほぼ円形、東の火口は不規則な楕円形です。
 両山のすそ野は7合目付近で一緒になり長くすそ野を引いて牛馬の放牧された草原が広がります。


「阿蘇大観峰(だいかんぼう)展望台よりの展望、ビッグパノラマ写真」を転載させていただきました。
http://www.yado.co.jp/kankou/kumamoto/aso/daikanb/daikanb_big02.htm





下の地図は、よかとこBY・写真満載九州観光/(熊本県)阿蘇と周辺観光から転載させていただきました。
http://www.yado.co.jp/kankou/kumamoto/aso/asoindex.htm



阿蘇猿まわし劇場さんの阿蘇阿蘇コム、阿蘇山全体図を転載させていただきました。
http://www.aso-aso.com/images/p/003mtaso/whole-chart/big.jpg





熊本空港


九州以外から行くには、熊本空港が便利です。熊本と阿蘇の中間に位置し、空港から阿蘇が見えます。阿蘇山観光のバスはJR阿蘇駅から多く出ます。

空港から見える阿蘇の最高峰の高岳(1,592m)


その右に、杵島岳と、右には外輪山の西南端の前山である、俵山の山腹に風車が並んでいます。




熊本空港−阿蘇駅


阿蘇駅までの途中は、立野で外輪山が切れており、そこからカルデラの中の高原を通ります。


山腹には風力発電の風車が並んでいます。そのために森を切ってしまったのでしょうか。

阿蘇駅の直前からは往生岳(左)と中岳(中央)、放射状の谷をもつ杵島岳(右)が間近に見えます



阿蘇駅


阿蘇駅からは、正面に五岳の、左に切り立った根子岳、そして線路の反対側には外輪山が見え、外輪山の向こうには九重山が見えます。

根子岳



阿蘇駅−中岳西


雪で薄化粧した恐いような根子岳に近づいたと思うと、杵島岳を巻いて行きます。山腹は牧草地です。

根子岳(1433m)


杵島岳


牧草を刈った跡があります、えぐれた所は、常緑の低木(アセビなど)が生えています


冬でも放牧されている馬がいます


米塚(954m)


見晴らしが良くなり、東の遠くに日を浴びた有明海が見えます


火山博物館の前から見た中岳の噴火、左奥は最高峰の高岳(1,592m)


阿蘇五岳の一つの烏帽子岳(1,337m)と手前の草千里(径約1kmの草原)


杵島岳




ロープウェー乗り場


バスの終点からは、ロープウエーで山頂に行くのが普通。車の登山口や歩行者用の登山口が裏手にある。
風向きにより、有毒ガスが出るとかで、ロープウエーが運休し、車と歩行者の登山口がしばしば閉鎖されます。以前に喘息の人が亡くなったことがあるそうです。

ロープウェー乗り場、ウィキペディア「阿蘇山ロープウェー」から転載させていただきました。


車道が通行止めになっています。奥は中岳頂上方面。


ロープウエーと、阿蘇神社奥社、後ろは中岳の噴煙



中岳−阿蘇駅


下りはほぼ北に向かいます。

カルデラの中の山


外輪山と米塚


外輪山の奥に見える#95九重山


外輪山の低部、左端の山の手前が唯一の切れ目で鉄道が通る




阿蘇駅からの眺め

根子岳


外輪山から内側に突き出した「鼻」の一つ、大観峰(936m)、その左手前に内牧温泉があります。



2010.2.16