色々な百名山

2010.1.30-

(1)木の百名山
初めに
「花の百名山」は有名で、話題になりますが、「木の百名山」は、考える人もないのではないでしょうか。しかし、山を登り始めるとまず感じるのは、林に入ったひんやりとして空気の澄んだ感触です。屋久島宮之浦岳の縄文杉や、白神山地のぶなは最早ブランドといっても良いくらいですが、他にも山と結びついた木は沢山あると思います。登山の本来の姿は利尻岳のように、標高0メートルからでしょう。高度を上げるに従って樹木が変わり、最後はハイマツを残すという変化も登山の重要な舞台装置です。木と言っても高山では草より小さいものがあるのも面白いです。巨木・巨樹百選を参考にしました。山の方は好みで独峰や大きな山塊の盟主を優先的に選びました。
花の百名山と同じですが、高山植物などを百選び、それにもっともふさわしい山をそれぞれ一つづつ選ぶことになります。従って、高山植物を選ぶ基準と、それに組み合わせるのに最良な山を選ぶ基準が必要になります。その一方で、高山植物の豊富な山とか、山として選ぶ基準があり、それとうまく調和することが望ましいわけです。
選んだ結果だけでなく、選ぶプロセスの楽しみ方も紹介したいと思います。
花の百名山は、近代的・趣味的な選び方がされていると思います。しかし、木は、人にとってまず、生活に有用な物として扱われていたと思います。そこで、木を選ぶに当たっては、そのような木を取り入れたいと思います。
また、樹木の垂直分布を代表して、登山でよく見かける木をとりあげます。2.6記
2010.1.27公開開始

候補

仮番号
科・属
所在
標高
特徴
1
アポイ岳
北海道
特別天然記念物
2
ハマナス
美花
3
アオモリトドマツ
八幡平
青森
岩手県立博物館
4
トドマツ
5
ヒバ(アスナロ)
青森
三大美林
6
秋田杉
秋田
三大美林
7
シラビソ
縞枯山
針葉樹林帯優占樹種
8
トドマツ
針葉樹林帯優占樹種
9
モミ
優占樹種
10
アカマツ
優占樹種
11
ハイマツ
岩手山/早池峰山
ハイマツ帯優占樹種
12
ブナ
落葉広葉樹林帯優占樹種
13
ミズナラ
落葉広葉樹林帯優占樹種
14
コナラ
優占樹種
15
シラカンバ
優占樹種
16
ダケカンバ
優占樹種
17
シイ
優占樹種
18
カシ
優占樹種
19
コケモモ
お花畑代表種
20
ガンコウラン
お花畑代表種
21
ツガザクラ
お花畑代表種
22
イワウメ
お花畑代表種
23
チョウノスケソウ
お花畑代表種
24
タカネバラ
美花
25
レンゲツツジ
美花
26
早池峰山
特別天然記念物
27
白馬連山
特別天然記念物
28
いちい
位山
岐阜
地名伝説
29
ヒノキ
木曽
三大美林
30
ハクサンシャクナゲ
白山
美花
31
春日山
奈良
特別天然記念物
32
オオヤマレンゲ
八経ケ岳
奈良
天然記念物
33
ヤマザクラ
吉野山
奈良
花の名所
34
とうひ
大台ケ原
奈良
35
クスノキ
立花山
福岡
367.1m
特別天然記念物
36
ダイセンキャラボク
イチイ変種
大山
鳥取
1709m
特別天然記念物
37
ツゲ
古処山
福岡
859m
特別天然記念物
38
宮之浦岳
屋久島
1300m
特別天然記念物
39
オオカメノキ(ムシカリ)
低山帯代表種
40
後方羊蹄山
北海道
記 高山植物帯
41
夕張岳
北海道
記 高山植物群落
42
岩手山
岩手
記 高山植物帯
43
秋田駒ケ岳
秋田
記 高山植物帯
44
長走風穴
秋田
記 高山植物帯
45
鳥海山
秋田
記 湿原植物群落
46
雄国沼
福島
記 湿原植物群落
47
箱根仙石原
神奈川
記 湿原植物群落
48
田光
三重
記 湿原植物群落
49
伊吹山頂
滋賀
記 草原植物群落
50
普賢岳
長崎
記 紅葉樹林
51
甑岳
宮崎
記 針葉樹林

2010.2.7公開開始


もとになるデータ
なるべく、素晴らしい山の木と、木の山を、多くの人が納得できる形で、網羅したいと思います。
そのために、まず色々な材料を集めることにします。

1 有名な木や、木に特色のある山
縄文杉、白神山地のぶなの他にも有名な木は色々あります。
屋久杉、屋久島宮之浦岳
屋久杉は、屋久島にあって、樹齢○年以上の物を指します。その王者の「縄文杉」は樹齢○千年と言われており、宮之浦岳の中腹の標高mの所に生えています。

いちい、位山(岐阜県)
 一位と書いて、昔貴族が手に持った木です。一位を産する山が、位山と呼ばれるようになったと伝えられています。
しらびそ、縞枯山
 八ヶ岳連峰の縞枯山は、目立ちますが、他の山に比べて登る人は少ないと思います。八ヶ岳は、しらびそとおおしらびその混成林が発達していて、その一部が場所を変えながら部分的に枯れと・再生を繰り返すそうです。
立山杉、欅平 立山
 美女平の杉は昔から知られていましたが、切手の図案になりました。
木曽の五木:ひのき、あすなろ、木曽谷
 伊勢神宮の御遷宮には木曽のヒノキが使われるように、昔から建築材用として「木曽の御料林」は管理されてきました。ひのき、です。初めは山のだけでしたが、「木曽谷」は特定の山を指すものではありません。
桜、吉野山
桜は、全国の山に裾から生えていて、花の時期には、列車の車窓から良く見えます。何といっても、山では吉野山が一番の名所でしょう。
おおやまれんげ、大峰山
近頃は、大峰山の弥山や八経ヶ岳へ大山蓮華を見に行く登山やツアーがすっかり定着しています。名前も大峰山の蓮の花ということでつけられたようですが、木蓮の仲間です。

2 登山家の選んだ木
登山家・写真家として知られる白旗次郎は「山の花」という図鑑を著しています。山登りの好きな人の目で選んだ草花と木が載せられていて。「木の百名山」という目的に相応しい重要な参考資料と思われます。ここに載せられている花を、載せられている写真を撮った場所と共に記すと以下の表のようになります。約50種と数十変種が挙げられています。木と山の組み合わせ、ないしは山の方からの選択(日本百名山にとらわれない)の一例としても参考になります。
なお、個のうち、花の百名山に含まれている木は、桜、つつじ、石楠花や、こけももなどほんの数種類です。

掲載P
撮影地
開花期
産地
分布
いわうめ
1-61
間ノ岳頂上
6-7月
イワウメ科
高山帯
高山帯の岩礫地または旧火山の火口壁のような酸性の強い岩上、火山灰地
北海道および本州(北・中部)
ほそばいわうめ
北海道斜里岳
あおのつがざくら
1-68
穂高岳から沢
7-8月
ツツジ科
高山帯
高山帯の岩礫地ないし草原
北海道および本州(北・中部)
つがざくら
1-68
剱岳八つ峰キレット
7-8月
ツツジ科
高山帯の岩上または岩礫地に多く草本帯には少ない
本州(中・西部)および四国
ながばつがざくら
高山
北海道および本州北部
こつがざくら
白馬岳
えぞつがざくら
北海道の高山
しらたまのき
1-68
吾妻一切経山
6-7月
ツツジ科
高山帯
高山またはそれに近い樹下や低山帯に多い
北海道および本州(北部から中部、伯耆大山まで)
いわなし
1-72
尾瀬裏ヒウチ付近
4-5月
ツツジ科
山麓の斜面や岩場などで、樹林に覆われている所に多い
北海道および本州(全帯)
いわはぜ
1-73
吾妻山若女平
5-7月(時に8月)
ツツジ科
やや高い山地から高山にかけて割合日当たりの良い岩場または草地などに多い、適応性が強いので樹下にも良くみられる
北海道・本州・四国(九州にもあるといわれる)
はくさんしゃくなげ
1-76
吾妻山桶沼畔
6-7月(高山では8月まで)
ツツジ科
主として針葉樹林中、高山帯まで上ることも多い
ねもとしゃくなげ
八重
福島県の郷土の花
しろばなしゃくなげ
葉裏に淡褐色の毛を密生
あずましゃくなげ
1-76
安達太良山湯川渓谷
5-6月(低地では4月より高山では8月まで)
ツツジ科
やや低い広葉樹帯から針葉樹帯の下部まで
ひめしゃくなげ
1-77
霧が峰
5-6月(高山では7月にわたる)
ツツジ科
高地の湿原、特にミズゴケの発達した湿地などに多い
北海道および本州(北・中部)
からふとひめしゃくなげ
高山または北地
きばなしゃくなげ
1-77
槍沢
7-8月(まれに9月)
ツツジ科
高山の草本帯または低木帯の岩礫地だけ
北海道および本州(北・中部)
えぞつつじ
1-80
秋田駒ケ岳
7月(まれに8月にわたる)
ツツジ科
高山帯
高山帯またはやや高い山の低木帯に多くまれに針葉樹帯以下の裸地まで下りる
北海道
北海道および本州北部(岩手山付近のみ)
あらげえぞつつじ
北海道のやや低地に多い
えぞむらさきつつじ
ひかげつつじ
常緑
本州・四国・九州
うんぜんつつじ
みつばつつじ
1-81
南ア夜叉神峠
4月
ツツジ科
やや山地
本州
とうごくみつばつつじ
5-6月
本州(北・中部)
やまつつじ
1-81
南ア夜叉神峠
4-5月
ツツジ科
北海道から九州までの丘陵に多い
さつき
6-8月
河岸の岩上
むらさきやしおつつじ
1-81
尾瀬三平峠
5-7月
ツツジ科
北海道から九州までの深山
れんげつつじ
1-81
尾瀬小沼付近
4-7月
ツツジ科
北海道から九州までの山地
きれんげつつじ
黄花
くろつりばな
1-92
尾瀬沼東岸
7月、果実熟すのは8-10月にわたる
ミズキ科
高山またはそれに近い針葉樹林帯および低木帯の樹陰
北海道および本州(北・中部)
さわだつ
むらさきまゆみ
つりばな
おおつりばな
北海道および本州(北・中部)の山地に多い
ひろはつりばな
北海道・本州・四国
おやまのえんどう
1-97
八ヶ岳硫黄硫黄岳
7-8月まれに9月
高山の草本帯のみ、日当たりの良い乾いた草原に多い
本州(主として中部山岳)
えぞおやまのえんどう
高山高原
北海道
ひだかえんどう
日高山系
りしりげんげ
夕張岳と利尻島
れぶんそう
礼文島
たかねばら
1-101
南ア北岳小屋付近
6-7月(まれに8月)
バラ科
高山の低木帯以上、他の低木にまざる
本州(北・中部)・四国
おおたかねばら
やまなし
1-104
南ア夜叉神峠
5-6月
バラ科
至る所の山野にごく多く、やや湿った土地を好む
北海道・本州・四国・九州
ちょうのすけそう
1-109
南ア北岳頂上付近
7-8月(まれに9月)
バラ科
高山帯
高山の草本帯または低木帯の上部だけ岩場や崩壊地または荒地などに多く草原などには少ない
北海道および本州(中部)
べにばないちご
1-113
立山みくりが池付近、北ア小池新道ししうど河原
6-7月(まれに8月、遅いと9月まで)
バラ科
森林限界線付近から低木帯にかけて、他の木にまじる
本州(北・中部)
くろいちご
北海道・本州・四国
ごよういちご
くまいちご
北海道から九州までの山地
もみじいちご
もっともふつう
ななかまど
1-116
南ア鳳凰山、北ア白馬大池
5-7月、果実は8-9月、時に10月まで
高山帯の中部から針葉樹帯の上部、または低木帯にまで
北海道・本州・四国・九州
うらじろななかまど
高山
たかねななかまど
なんきんななかまど
こぶし
1-132
安達太良山湯川渓谷
3(低地)ー6月(高地)
モクレン科
低山帯
低地から高山帯までの雑木林中(特に落葉樹林)に多い
北海道・本州・四国・九州
たむしば
1-133
谷川岳旧道
4(低地)-5月(山地)-6月(高地)
モクレン科
山地、高山の低木帯にまで登る
本州・九州、四国にはないとされる
おおかめのき
2-29
戸隠山
5-6月
スイカズラ科
低山帯
低山帯から亜高山帯の林中
北海道・本州・四国・九州
おおひょうたんぼく
2-32
北ア穂高横尾谷付近、白山
7月
スイカズラ科
高山帯下部の岩礫地
本州中部
かんぼく
2-33
北ア乗鞍山麓
5-6月
スイカズラ科
低山帯上部から上の湿地
北海道・本州・四国・九州
てまりかんぼく
やぶでまり
本州・四国・九州
たにうつぎ
2-36
南ア北岳北沢
5-6月
スイカズラ科
やや深い山地の谷間に多い
北海道・本州(主に日本海側)、近畿では山地のいたる所
はこねうつぎ
においうつぎ
八丈島
にしきうつぎ
さんしきうつぎ
やぶうつぎ
びろうどうつぎ
ほつつじ
2-64
浅間山鬼押し出し
8-9月
ツツジ科
山地
北海道・本州・四国
やくしまほつつじ
山地
本州西部・九州
いわひげ
2-65
北ア槍ヶ岳槍沢
7-8月
ツツジ科
高山帯
高山帯の岩隙
北海道・本州(中部以北)
じむかで
2-65
大雪連峰旭日岳
7-8月
ツツジ科
高山帯
高山帯の岩礫地
北海道・本州(中部以北)
みやまほつつじ
2-65
谷川岳
7-8月
ツツジ科
高山帯
北海道・本州(中・北部)
みやまきりしま
2-68
阿蘇山
5月
ツツジ科
標高1700mまでの山地
雲仙、阿蘇、久住、霧島山
くろまめのき
2-69
上信石尊山
6-7月
ツツジ科
亜高山帯から高山帯の裸地
北海道・本州(中・北部)
こけもも
2-69
上信湯ノ平高原
6-7月
ツツジ科
高山帯
高山帯の裸地
北海道・本州・四国・九州
つりがねつつじ
2-72
尾瀬下田代
6-7月
ツツジ科
山地、水湿充分のところ
北海道・本州(中・北部)
うらじろようらく
みねずおう?
2-72
大雪山北鎮岳
7月
ツツジ科
高山帯の裸地
北海道・本州(中部以北)
さらさどうだん
2-73
八王子浅川実験林
5-7月
ツツジ科
低山帯上部から中山帯までの山地
北海道・本州(近畿以東)
しろふうりんつつじ
つくしどうだん
かいなんさらさどうだん
べにさらさどうだん
こめつつじ
2-76
浅間山鬼押出し
7月
ツツジ科
深山
北海道・本州・四国・九州
おおこめつつじ
ちょうじこめつつじ
うらしまつつじ
2-76
南ア鳳凰山
6月
ツツジ科
高山帯の岩地
北海道・本州(中・北部)
はりぶき?
2-85
信州美ガ原高原、南ア鳳凰小屋付近
6-7月
ウコギ科
亜高山帯の深い樹林の下生え
北海道・本州(近畿以東)・四国
がんこうらん
2-96
上信湯ノ平高原
5-6月
ガンコウラン科
高山帯
高山帯の岩地、裸地
北海道・本州
ひめばらいちご
2-97
南ア大井川
5-6月
バラ科
日当たりの良い山地
本州・四国・九州
きんろばい
2-101
南ア北岳
6-8月
バラ科
高山帯
高山帯の岩礫地
北海道・本州(中部以北)
まるばしもつけ
2-104
吾妻山浄土平
6-8月
バラ科
高山帯
北海道・本州(中・北部)
みねざくら
2-105
尾瀬赤田代
5(本州中部)ー6(北部)-7月(北海道)
バラ科
亜高山帯から高山帯
北海道・本州(中部以北)
ちしまざくら
のりうつぎ
2-108
白山
7-8月
ユキノシタ科
普通の山地
北海道・本州・四国・九州
やはずあじさい
北海道にはない
やまあじさい
ひめうつぎ
2-109
南ア大井川
5-6月
ユキノシタ科
普通の山地から深山の谷間など
本州(関東以西)・四国・九州
はなひめうつぎ(おおひめうつぎ)
まるばうつぎ
ちょうせんごみし?
2-133
信州美ガ原高原
5-7月
モクレン科
山野のやぶ
北海道・本州・四国
みねやなぎ
2-160
浅間山鬼押出し
5-7月
ヤナギ科
亜高山帯から高山帯
北海道・本州(中部以北)

3 木の多い山
山の中には、登山の面だけでなく、動植物の宝庫として有名な山も沢山あります。花の百名山に上げられている山の多くはその代表です。特徴的な山として、以下のような所が有名です。地方別に植物相が違うので、代表的な物を取り上げてみます。
利尻山(北海道)

大雪山(北海道)
高山帯に産する植物が約250種、森林限界を越えたハイマツ帯以上に産する「高山植物」が約200種類あると言われています。
アポイ岳(北海道)
標高は約800mですが、植物は800種、高山植物は約80種、固有植物や、アポイ○○という種類が多いことでも知られています。なお、北海道を代表する「はなます」の最大の群生地は襟裳岬とされているようですが、その近くにあり海岸近くに、はまなすがあります。
鳥海山2236m(東北・日本海寄り)

早池峰山(東北)

尾瀬(関東)
尾瀬の花暦には約140種挙げられています。34、、39、28、37

高尾山(関東)
花の百名山の筆頭に上げられていますが、高さ約300mで、東京都心のすぐ近くにあるにも係わらず、二本にある植物の数分の一があること、いくつかの方角・斜面ごとに別の植物相を持つことなど、植物の宝庫の筆頭といっても過言ではありません。また、調査も詳しくされています。
富士山(関東)

北岳(南アルプス最高峰)
ここで紹介するのHPでは、一般の人が登山可能な6月以降に、低山帯・亜高山帯高山帯に咲く花が200種近く紹介されています。
南アルプス芦安山岳館 http://www.minamialps-net.jp/KOUZAN/kita_83.html

高峰山()

霧が峰()

白馬岳(北アルプス)

立山(北アルプス)
室堂周辺だけで約130種の高山植物を見ることができるとされています。
白山(関東)
約250種の高山植物があるとされています。
大台ケ原(きた北海道)

大山(きた北海道)

四国
九州



5 起源について
礼文島の花の話5、礼 文 島 の 高 山 植 物 の 起 源」から抜粋して転載させていただきました。
http://www5.ocn.ne.jp/~rebun-fl/hanasi5.htm
「礼文島の高山植物たちはどこからきたのだろう。」
礼文島に自生する高山植物と同じ種類や仲間が、現在の地球上のどのあたりに分布し
ているものか、理学博士清水建美氏の著書、『原色新日本高山植物図鑑』の力をかりて整
理してみることにします。
 『原色新日本高山植物図鑑』では、日本産の高山植物623種(亜種、変種を含む。)
に関して、その当該種、近縁種、近縁種群が世界のどのような地域に分布するかを、「汎
世界要素」・「周北極要素」・「アジア要素」、「太平洋平要素」、「低山要素」、「純
日本固有要素」の6区分の「要素(各々の要素の説明は「表1要素の説明」を参照。)」
にまとめて説明しています。 
 そのなかから礼文島に自生する高山植物(種子植物に限定)を抽出すると108種にな
り、それらを「表2要素毎の礼文島産高山植物一覧」及び「表3礼文産高山植物の要素区
分」としてまとめてみました。 
その結果、アジア要素(当該種、近縁種、近縁種群がアジア大陸に限って分布するも
の。)が、日本全体では37%を占めるのに対して、礼文島の場合は半数を占め最も多く
なっています。 次に周北極要素(当該種、近縁種、近縁種群が北半球の北部に分布する
もの。)が27%となっていて、大平洋要素(当該種、近縁種または近縁種群が太平洋周
辺地域に分布するもの。)と続いています。反対に純日本固有要素はわずか0.9%で、
日本全体では約1割近いのに比べ著しく少ない割合となっています。
 さらに、アジア要素のなかでも東北アジア要素(カムチャッカ、千島、サハリン、東シ
ベリアなどの地域)が日本全体では15%であるのに比べ、全要素の27%を占めていま
す。

表1 要素の説明  【明清水建美 (1982) 原色新日本甲山植物図鑑 保育社による】
○ 分布要素区分
A 汎世界要素
当該種が南北両半球の極地方および高山帯に広く
分布するもの
 B〜Eの要素の当該種、近縁種または近縁種群
の分布状況
B 周北極要素
北半球の北部地域に広く分布するもの
1 ユーラシア―北アメ
 ユーラシア及び北アメリカ北部に分布するもの
  リカ型周北極要素
2 アジア―ヨーロッパ
 ユーラシアにあるが北アメリカにないもの
  型周北極要素
3 アジア―北アメリカ
 アジアおよび北アメリカにあってヨーロッパに
  型周北極要素
ないもの
C アジア要素
アジア大陸に限って分布するもの
1 東北アジア要素
 カムチャッカ・千島・サハリン・東シベリアな
どアジアの北東地域にあるもの
2 東アジア要素
 日本列島・朝鮮・中国など、東アジア地域にあ
るもの
3 北アジア要素
 シベリア・中国北部・モンゴルなど、アジア北
部にあるもの
4 中央アジア要素
 中国西部から中央アジアにかけて分布するもの
5 中国・ヒマラヤ要素
 中国南部からヒマラヤ方面に分布するもの
6 東南アジア要素
 東南アジア方面にあり、両極分布と関連がある
もの
7 アジア大陸要素
 アジア大陸に広く分布するもの
D 太平洋要素
1 北太平洋要素
太平洋周辺地域に分布するもの
2 両太平洋岸要素
 アジア北東部・アリューシャン・アラスカ・北
アメリカ北西部(ロッキー・カスケードを含む。
)まで、ほぼ連続的に分布するもの
 アジア北東部および北アメリカ北西部にあるが、
・アリューシャン・アラスカ・カムチャッカなど
になく、分布圏が断絶しているとみられるもの
E 低山要素
日本または東アジアの低山に分布するもの
1 純高山要素
 高山帯にのみ分布するもの
2 侵入要素
 低山帯以高に自生し、高山帯におよぶもの(国
内帰化植物は除く。)
F 純日本固有要素
近縁種または近縁種群がみつからないもの
○ 固有要素
日本固有植物であるが、近縁種または近縁種群が
あるもの
○ 準固有要素
千島やサハリンなどわずかに日本をはみだして分
布するもの


表2 要素毎の礼文島産高山植物一覧
A 汎世界要素
B   周  北  極  要  素
1 ユーラシア-北アメリカ
2 アジア-ヨーロッパ
3 アジア-北アメリカ
 型周北極要素
 型周北極要素
 型周北極要素
コメススキ
イワベンケイ
オオタカネバラ
エゾノヨツバムグラ
リシリカニツリ
ウラジロキンバイ
カラフトゲンゲ
ゴゼンタチバナ
エゾウメバチソウ
タカネナデシコ
チシマゼキショ
エゾノチチコグサ
エゾムカシヨモギ
【固有要素】
【固有要素】
キバナノコマノツメ
レブンコザクラ
ヤマハナソウ
コケモモ
シコタンヨモギ
チシマアマナ
ツマトリソウ
トチナイソウ
ムカゴトラノオ
ヤナギラン
リシリビャクシン
【固有要素】
イブキトラノオ
エゾノハクサンイチゲ
カラフトハナシノブ
タカネグンバイ
ホソバツメクサ
ミヤマキンポウゲ
レブンタカネツメクサ
 C  ア  ジ  ア  要  素   
1  東北アジア要素
2  東アジア要素
3 北アジア要素
4 中央アジア要素
イソツツジ
イブキジャコウソウ
オオカサモチ
【固有要素】
イワツツジ
イワノガリヤス
キバナシャクナゲ
レブンウスユキソウ
エゾノキリンソウ
エゾノリュウキンカ
ケヨノミ
エゾマツ
オノエスゲ
チシマキンレイカ
オオウサギギク
キバナカワラマツバ
ガンコウラン
チシマワレモコウ
固有要素】
カンチコウゾリナ
ネムロシオガマ
アサギリソウ
キクバクワガタ
バイケイソウ
エゾルリムラサキ
クルマユリ
ヒメイチゲ
タカネナナカマド
ヒメイワタデ
ダケカンバ
ミヤマオダマキ
チシマギキョウ
ミヤマビャクシン
チシマヒョウタンボク
モミジカラマツ
チシママンテマ
リシリソウ
チョウノスケソウ
レブンキンバイソウ
チングルマ
【固有要素】
ハイオトギリ
アオトドマツ
ハイマツ
エゾイチゲ
ヒラギシスゲ
エゾゼンテイカ
マルバシモツケ
トドマツ
ミヤケラン
フタナミソウ
ミヤマアキノキリンソウ
ミヤマハンノキ
ミヤマラッキョウ
レブンサイコ
【固有要素】
チシマザクラ
ナガバキタアザミ
リシリスゲ
レブンソウ
 C  ア  ジ  ア  要  素 
D  太平洋要素
5 中国・ヒマラヤ要素
6 東南アジア要素
7 アジア大陸要素
1 北大平洋要素
【固有要素】
ミソガワソウ
D  太平洋要素
E  低  山  要  素
F 純日本国産要素
2 両大平洋岸要素
1 純 高 山 要 素
2 侵 入 要 素
【固有要素】
ヤマブキショウマ
ミヤマヤナギ
エゾイワハタザオ
ハクサンシャジン
【固有要素】
オオバスノキ


表3 礼文産高山植物の要素区分
要 素
種   子   植   物
非固有
固 有
割  合(%)
礼文島
日 本
A 汎世界
2
-
2
1.9
1.7
B 周北極
1 ユーラシア・北アメリカ
14
7
21
19.4
18.7
2 アジア・ヨーロッパ
3
1
4
3.7
3.5
3 アジア・北アメリカ
3
1
4
3.7
3
   計
20
9
29
26.9
25.2
C アジア
1 東北アジア
25
4
29
26.9
15.2
2 東アジア
15
5
20
18.5
13.7
3 北アジア
4
2
6
5.6
3
4 中央アジア
-
1
1
0.9
1.5
5 中国・ヒマラヤ
-
1
1
0.9
2.8
6 東南アジア
-
-
-
-
0.7
7 アジア大陸
-
-
-
-
0.4
   計
4
3
57
52.8
37.4
D 大平洋
1 北大平洋
12
3
15
13.9
12.8
2 両大平洋岸
-
-
-
-
2.6
   計
12
3
15
13.9
15.4
E 低 山
1 純高山
0
2
2
1.9
9.1
2 侵 入
1
1
2
1.9
1.7
   計
1
3
4
3.7
10.9
F 純日本固有 
1
1
0.9
9.3
79
29
108
100
100


白山


◆白山中心部の登山コースと植物観察からてんさいさせていただきました。
http://www.kaisetuin.com/ishikawa/df/do4.html




白山の植物選定300種
 白山の登山道の標高約1200m以上で観察される植物を300種集めました。
 これらについて各地域での観察記録を座標にまとめましたが、さらに調査を進め
 観察範囲を拡大していければと思います。
茶色の種名は低山帯にある木

整 理 番 号
西 限 と い わ れ る 植 物
          
花の色
実の色
開花時期
@別当出合/甚の助
A甚の助/黒ボコ
B黒ボコ/室堂
C別当出会/殿ケ池
D殿ケ池/黒ボコ
Eエコ│ラ イ ン
F室堂周辺
G山頂池め ぐ り
H南竜分岐/南竜周辺
Iト ン ビ岩コ│ス
J展望コ│ス
K大汝峰/四塚山
Lその他の白山登道
1
アオノツガザクラ
8月
2
アオヤギソウ
黄緑
7〜8
3
アカショウマ
5〜6
4
アカネ
黄緑
8〜10
5
アカミノイヌツゲ
7〜8
6
アカモノ
6〜7
7
アキギリ
9〜11
8
アキノキリンソウ
8〜11
9
アマニュウ
8
10
アラシグサ
黄緑
7〜8
11
イケマ
7〜8
12
イタドリ
7〜10
0
13
イトキンスゲ
14
イブキゼり
8〜10
15
イブキトラノオ
7〜9
16
イワイチョウ
7〜8
17
イワウメ
6〜7
18
イワオウギ
淡黄
7〜8
19
イワオトギリ
7〜8
20
イワカガミ
ピンク
5〜7
21
イワガラミ
6〜8
22
イワギキョウ
8〜9
23
イワギク
7〜10
24
イワショウブ
8〜9
25
イワスゲ
赤褐
7〜8
26
イワツメクサ
7〜8
27
イワナシ
ピンク
4〜5
28
イワノガリヤス
紫褐
7〜9
29
イワヒゲ
7
30
イワベンケイ
淡紅
7〜10
31
ウサギギク
7〜8
32
ウスノキ
淡紅
5
33
ウスバキスミレ
34
ウズラバハクサンチドリ
ビンク
6〜7
35
ウド
8〜9
36
ウメバチソウ
8〜9
37
ウラジロナナカマド
6〜8
38
ウラジロハナヒリノキ
淡緑
6〜7
39
ウラジロヨウラク
ピンク
5〜6
40
エゾアジサイ
青紫
6〜7
41
エゾシオガマ
淡黄
8〜9
42
エゾスグリ
黄緑
赤黒
5〜7
43
エンレイソウ
7〜8
44
オオイタドリ
8〜9
45
オオウバユリ
白緑
7〜8
46
オオカサモチ
7〜8
47
オオカニコウモリ
8〜10
48
オオカメノキ
赤黒
4〜5
49
オオコメツツジ
7〜8
50
オオサクラソウ
ピンク
6〜7
51
オオシラビソ
黒紫
6
52
オオナルコユリ
白緑
5〜7
53
オオバキスミレ
6〜7
54
オオバギボウシ
7〜8
55
オオバスノキ
赤褐
5〜6
56
オオバタケシマラン
7〜8
57
オオハナウド
5〜6
58
オオバミゾホオズキ
7〜8
59
オオバユキザサ(ヤマトユキザサ)
7〜8
60
オオバヨツバムグラ
淡黄
7〜8
61
オオヒゲノガリヤス
62
オオヒョウタンボク
7〜8
63
オオレイジンソウ
7〜8
64
オガラバナ
65
オクモミジハグマ
淡黄
7
66
オタカラコウ
7〜10
67
オトコエシ
8〜10
68
オニシモツケ
6〜8
69
オニノヤガラ
黄褐
6〜7
70
オノエヤナギ
4〜5
71
オヤマリンドウ
8〜9
72
オンタデ
7〜8
73
カツラ
4〜5
74
カニコウモリ
8〜9
75
カライトソウ
ピンク
8〜9
76
カラフトダイコンソウ
7〜8
77
カラマツソウ
7〜8
78
ガンコウラン
黄緑
6
79
カンチコウゾリナ(タカネコウゾリナ)
7〜8
80
キオン
8〜9
81
キクバジシバリ
82
キツリフネソウ
8〜9
83
キヌガサソウ
7〜8
84
キヌタソウ
7〜8
85
キバナノコマノツメ
6〜8
86
ギョウジャニンニク
6〜7
87
キンコウカ
7〜8
88
キンスゲ
7〜8
89
キンミズヒキ
7〜10
90
ギンリョウソウ
5〜8
91
クガイソウ
7〜8
92
クサボタン
8〜10
93
クモマスズメノヒエ
褐色
7〜8
94
クモマニガナ
7〜8
95
クルマバツクバネソウ
黄緑
6〜8
96
クルマムグラ
5〜6
97
クルマユリ
7〜8
98
クロウスゴ
6〜7
99
クロクモソウ
7〜8
100
クロツリバナ(ムラサキツリバナ)
7
101
クロトウヒレン
ピンク
8〜9
102
クロマメノキ
6〜7
103
クロユリ
6〜8
104
グンナイフウロ
ピンク
6〜7
105
ケゴンアカバナ
ピンク
7〜8
106
コイチョウラン
黄緑
7〜8
107
コイワカガミ
ピンク
5〜7
108
コウモリソウ
8〜10
109
コオニユリ
7〜8
110
コケモモ
7
111
ゴゼンタチバナ
6〜7
112
コタヌキラン?
褐色
113
コツガザクラ
114
コバイケイソウ
6〜8
115
コフタバラン
黄緑
7〜8
116
コマガタケスグリ
黄緑
赤黒
5〜7
117
ゴマナ
8〜10
118
コミネカエデ
淡緑
5〜6
119
コミヤマカタバミ
5〜6
120
コメススキ
紫褐色
7〜8
121
コメバツガザクラ
7
122
ゴヨウイチゴ
退化
7
123
ササユリ
ピンク
6〜7
124
サラサドウダン
淡紅
6
125
サラシナショウマ
8〜10
126
サルナシ
6
127
サワグルミ
黄緑
5
128
サンカヨウ
6〜7
129
シシウド
8〜9
130
シナノオトギリ
7〜8
131
シナノキンバイ
7〜9
132
シモツケ
ピンク
6〜7
133
シモツケソウ
ピンク
6〜8
134
シャク
5〜6
135
ジャコウソウ
ピンク
8〜9
136
ショウジョウスゲ
4〜6
137
ショウジョウバカマ
ピンク
3〜5
138
シラタマノキ
7〜8
139
シラネニンジン
140
シロバナニガナ
5〜8
141
ズダヤクシュ
6〜8
142
センジュガンピ
7〜8
143
ソバナ
8
144
タイツリオウギ
淡黄
145
タイミンガサ
9〜10
146
タカネアオヤギソウ
黄緑
6〜8
147
タカネスイバ
黄緑
7〜8
148
タカネスギカズラ
149
タカネナデシコ
ピンク
8
150
タカネナナカマド
6〜7
151
タカネニガナ
152
タカネバラ
ピンク
7
153
タカネマツムシソウ
7〜8
154
タカネヨモギ
8
155
ダケカンバ
褐色
5
156
タケシマラン
褐色
6〜8
157
タテヤマアザミ
ピンク
8〜9
158
タテヤマウツボグサ
7〜8
159
タテヤマスゲ
6〜7
160
タニギキョウ
5〜7
161
タマアジサイ
淡紫
7〜9
162
タマガワホトトギス
7〜9
163
チゴユリ
4〜5
164
チシマザサ
165
チングルマ
7〜8
166
ツガザクラ
7
167
ツクバネソウ
黄緑
5〜7
168
ツノハシバミ
淡黄色
3〜4
169
ツバメオモト
5〜6
170
ツマトリソウ
6〜7
171
ツルアジサイ
6
172
ツルアリドオシ
6〜7
173
ツルツゲ
6
174
ツルニンジン
白緑
8〜9
175
ツルリンドウ
8〜10
176
テガタチドリ
ピンク
7〜8
177
ドクウツギ
黄緑
6
178
トチバニンジン
淡黄
5〜7
179
トモエシオガマ
ピンク
8〜9
180
トリアシショウマ
7〜8
181
トンボソウ
黄緑
6〜8
182
ナナカマド
6〜7
183
ニガナ
5〜8
184
ニッコウキスゲ
6〜7
185
ニョホウチドリ
ピンク
186
ニリンソウ
4〜5
187
ニワトコ
4〜5
188
ネバリノギラン
うす緑
7〜8
189
ノアザミ
ピンク
5〜7
190
ノウゴウイチゴ
5〜7
191
ノギラン
淡黄
7〜8
192
ノリウツギ
7〜8
193
ノリクラアザミ
194
バイケイソウ
7〜8
195
ハイマツ
6
196
ハクサンアザミ
ピンク
8〜10
197
ハクサンイチゲ
7〜8
198
ハクサンイチゴツナギ
7〜8
199
ハクサンオオバコ
7〜8
200
ハクサンオミナエシ(コキンレイカ)
7〜8
201
ハクサンカニコウモリ
淡黄
202
ハクサンカメバヒキオコシ
8〜9
203
ハクサンコザクラ
ピンク
7〜8
204
ハクサンサイコ
うす緑
7〜8
205
ハクサンシャクナゲ
7〜8
206
ハクサンシャジン
8〜9
207
ハクサンスゲ
淡黄
6〜7
208
ハクサンタイゲキ
うす緑
6〜7
209
ハクサンチドリ
ピンク
6〜8
210
ハクサントリカブト
8
211
ハクサンハタザオ
5〜7
212
ハクサンフウロ
ピンク
7〜8
213
ハクサンボウフウ
8〜9
214
ハナイカリ
淡黄
8〜9
215
ハナヒリノキ
淡緑
6〜7
216
ハリブキ
白緑
6〜7
217
ハンゴンソウ
8
218
ヒゲノガリヤス
淡紫
7〜8
219
ヒトツバヨモギ
白黄
8〜10
220
ヒメアカバナ
ピンク
7〜8
221
ヒメイチゲ
5〜7
222
ヒメイワショウブ
8〜9
223
ヒメクワガタ
淡紫
7〜8
224
ヒメジョオン
ピンク
6〜10
225
ヒメヒゴタイ
ピンク
9〜10
226
ヒヨドリバナ
7〜9
227
ヒロハノコメススキ
淡黄
7〜8
228
フジアザミ
ピンク
8〜10
229
ベニバナイチゴ
赤紫
6〜7
230
ホスゲ
231
ホソバノキソチドリ
黄緑
7〜8
232
ホタルブクロ
6〜7
233
ホツツジ
8〜9
234
マイヅルソウ
5〜7
235
マユミ
5〜6
236
マルバアオダモ
4〜5
237
マルバダケブキ
7〜8
238
マルバマンサク
淡黄
3〜4
239
ミズキ
5〜6
240
ミズバショウ
5〜6
241
ミソガワソウ
淡紫
7〜8
242
ミツバオウレン
6〜8
243
ミツバノバイカオウレン
6〜8
244
ミネウスユキソウ
黄緑
6〜8
245
ミネカエデ
黄緑
6〜7
246
ミネザクラ
ピンク
5〜6
247
ミネズオウ
6〜7
248
ミネヤナギ(ミヤマヤナギ)
5〜7
249
ミヤマアオダモ
5
250
ミヤマアカバナ
ピンク
251
ミヤマアキノキリンソウ
8
252
ミヤマアワガエリ
淡緑
7〜8
253
ミヤマイワニガナ
7〜8
254
ミヤマウイキョウ
8〜9
255
ミヤマオダマキ
ピンク
7〜8
256
ミヤマオトコヨモギ
うす緑
8〜9
257
ミヤマカタバミ
4〜5
258
ミヤマガラシ
259
ミヤマカラマツ
6〜8
260
ミヤマキンバイ
7〜8
261
ミヤマキンポウゲ
7〜8
262
ミヤマクルマバナ
263
ミヤマクワガタ
ピンク
7〜8
264
ミヤマコウゾリナ
7〜8
265
ミヤマコゴメグサ
7〜8
266
ミヤマシシウド
8〜9
267
ミヤマシャジン(ヒメシャジン)
淡紫
8〜9
268
ミヤマセンキュウ
8〜9
269
ミヤマゼンコ
7〜9
270
ミヤマダイコンソウ
7〜8
271
ミヤマダイモンジソウ
8〜9
272
ミヤマタニタデ
7〜8
273
ミヤマタネツケバナ
7〜8
274
ミヤマタンポポ
7〜8
275
ミヤマツボスミレ
淡紫
7〜8
276
ミヤマトウキ
7〜8
277
ミヤマトウバナ
淡紅
278
ミヤマネズ
279
ミヤマバイケイソウ
280
ミヤマハタザオ
7〜8
281
ミヤマハンノキ
褐色
5〜6
282
ミヤマホタルイ
薄褐
7〜9
283
ミヤマホツツジ
7〜8
284
ミヤママタタビ
5〜6
285
ミヤマママコナ
ピンク
8〜9
286
ミヤママンネングサ
7〜8
287
ミヤマリンドウ
7〜9
288
ムカゴトラノオ
7〜8
289
ムラサキヤシオツツジ
ピンク
5〜7
290
モミジカラマツ
7〜8
291
ヤグルマソウ
6〜7
292
ヤハズハンノキ
褐色
4〜5
293
ヤマハハコ
7〜8
294
ヤマハンノキ
黒紫
2〜3
295
ヤマブキショウマ
6〜8
296
ヤマホタルブクロ
6〜7
297
ヨツバシオガマ
7〜9
298
ヨツバヒヨドリ
ピンク
7〜8
299
リュウキンカ
5〜7
300
リンネソウ
淡紅
7〜8

白山の高山植物の開花・結実状況 (平成21年9月14日〜15日)
石川県 >白山自然保護センター トップページから転載させていただきました。
http://www.pref.ishikawa.jp/hakusan/natureinf/h21/alpine_flower_inf/index.htm
 9月14日〜15日現在ではハクサンフウロなどの草紅葉の紅葉が始まっていますが、ウラジロナナカマドなどの本格的な紅葉は、まだ始まっていません。
 太字は多く見られたもの。
H21.9.14(月)〜15(火)  砂防新道(別当出合〜中飯場)
シロツメクサ、アカツメクサ、ヒメジョオン、コウゾリナ、ゲンノショウコ、マツヨイグサ、ゴマナ、クロバナヒキオコシ(花〜花終わり)、ヨツバヒヨドリ(花終わり)、ウバユリ(青実)、サラシナショウマ(花〜実)、ハンゴンソウ(花〜実)、ヨメナ、ヨモギ(花終わり)、クサボタン(実)、オトコエシ(花〜実)、アキノキリンソウ(満開)、シラネセンキュウ、ツルニンジン(花〜実)、キンミズヒキ(実)、リョウブ(実)、センジュガンピ(実)、オオバコ(実)、アカソ(実)、カガノアザミ、ミヤマイラクサ(実〜終)、ミズキ(黒実)、トチバニンジン(赤実)、トモエシオガマ、キツリフネ(花〜実)、ミゾソバ(花終わり)、サワシバ(実)、キンポウゲ(花〜実)、ムカゴイラクサ(実)、オオカメノキ(赤実)、ホツツジ(花終わり〜実)、エゾアジサイ(実)、アキギリ(花〜実)、ハクサンカメバヒキオコシ、ウド(黒実)、ミヤマニガウリ(実)、ミズヒキ、オオカニモウモリ(花終わり)、ヤマブドウ(青〜青紫実)、ノリウツギ(実)、ユキザサ(青実)、ノビネチドリ(実)、ルイヨウショウマ(黒実)、ミヤマコゴメグサ(満開)、ベニバナイチヤクソウ(実)、ミヤマハンノキ(青実)、ツノハシバミ(青実)など。
H21.9.14(月)〜15(火)  砂防新道(中飯場〜甚之助避難小屋)
ミゾソバ(花終わり)、ノササゲ、アカツメクサ、フジアザミ、ハクサンカメバヒキオコシ、センジュガンピ(花〜花終わり)、ヨメナ、クサボタン(実)、マタタビ(実)、ツリバナ(青〜薄赤実)、アカネ(実)、ミヤマイラクサ(実)、ノリクラアザミ(花終わり)、コマガタケスグリ(黒実)、クルマバソウ(実)、ニワトコ(赤実)、カニコウモリ(花終わり)、クロクモソウ(花終わり〜実)、コウモリソウ(花終わり)、オオハナウド(花終わり)、オオカメノキ(赤実)、ノリウツギ(花終わり)、ミヤマセンキュウ、アキノキリンソウ(ミヤマアキノキリンソウを含む)、シナノオトギリ、キオン、ツルリンドウ(赤紫実)、オオバスノキ(黒実)、イブキゼリ(花〜花終わり)、ゴマナ、ハクサンアザミ、クロトウヒレン、ヨツバヒヨドリ、ミツバベンケイソウ(実)、ハクサントリカブトヤマハハコ、カンチコウゾリナ、ゴヨウイチゴ(赤実)、コイチヨウラン(青実)など。
H21.9.14(月)〜15(火)  砂防新道(甚之助避難小屋〜南竜分岐)
オオシラビソ(実)、ウスノキ(紅褐実)、ハクサンアザミ(花終わり)、ミヤマセンキュウ、サラシナショウマ、タテヤマアザミ、アキノキリンソウ(ミヤマアキノキリンソウを含む)ハクサントリカブト、ゴマナ、オオカメノキ(赤実)、イブキゼリ(花〜花終わり)、ミヤマコウゾリナ(花終わり)、カンチコウゾリナ、オオバスノキ(黒実)、ゴヨウイチゴ(赤実)、タケシマラン(赤実)、ヒトツバヨモギ(花終わり)、ゴゼンタチバナ(赤実)、ウド(青実)、キソチドリ(実)など。
H21.9.14(月)  南竜水平道(南竜分岐〜南竜ヶ馬場)
ハクサントリカブト、ヤマハハコ(花〜花終わり)、ウラジロナナカマド(赤実)、アキノキリンソウ(花終わり)、ミヤマキンポウゲ(花終わり)、キオン、カニコウモリ(花終わり)、ミドリユキザサ(青実)、ミヤマホツツジ(実)、タテヤマアザミ(花終わり)、ハクサンアザミ(花終わり)、マイヅルソウ(赤実)、オオバスノキ(黒実)、ケゴンアカバナ(実)、クルマユリ(実)、ネバリノギラン(実)、オヤマリンドウ(花終わり)、ベニバナイチゴ(赤実)、カライトソウ(花終わり)、コバイケイソウ(実)、クロユリ(青実)、アカモノ(赤実)、ハクサンフウロ(花終わり)(紅葉)、ミヤマセンキュウ(花終わり)、オオバスノキ(黒実)、チシマザサ(実)、モミジカラマツ(実)、ウスノキ(紅褐実)、イワショウブ(実)、ニッコウキスゲ(青実)、アオノツガザクラ(実)、イワイチョウ(実)、ミヤマリンドウ、ミヤマダイモンジソウ(花終わり〜実)、ミヤマコウゾリナ(花終わり)など。
H21.9.14(月) 展望歩道(南竜ヶ馬場〜室堂)
ミヤマセンキュウ(花〜実)、ミヤマアキノキリンソウ、ミヤマホツツジ(花〜実)ヤマハハコ、カライトソウ(花終わり)、ベビバナイチゴ(赤実)、ハクサンフウロ、イブキトラノオ、ハクサンアザミ(満開)、ハクサントリカブト、オタカラコウ(実)、オオバスノキ(黒実)、ノアザミ、クロトウヒレン、ゴゼンタチバナ(赤実)、コケモモ(赤実)、シラタマノキ(白実)、コバイケイソウ(実)、ウラジロナナカマド(赤実)、クロユリ(青実)、ヤマハンノキ(青実)、オオヒョウタンボク(赤実)、モミジカラマツ(実)、クロウスゴ(黒実)、ウラジロハナヒリノキ(実)、クロツリバナ(赤実)、イワギキョウ、クロマメノキ(青〜黒実)、ミヤマキンポウゲ、ガンコウラン(黒実)、イブキトラノオ、ミヤマキンバイ(実)など。
H21.9.14(月)〜15(火) 室堂周辺
コバイケイソウ(実)、ウラジロナナカマド(赤実)、ミヤマセンキュウ(花〜実)、イワギキョウ、オンタデ(実)、ミヤマコウゾリナ(実)、ハクサンボウフウ(実)、ヤマハハコ(花〜花終わり)など。
H21.9.15(火)  砂防新道(室堂〜五葉坂〜弥陀ヶ原〜黒ボコ岩)
アキノキリンソウ(ミヤマアキノキリンソウを含む)(花終わり)、オオバスノキ(黒実)、カンチコウゾリナ、イワギキョウ、ウラジロナナカマド(赤実)、シラタマノキ(白実)、ベニバナイチゴ(赤実)、チングルマ(実)、コバイケイソウ(実)クロウスゴ(黒実)、ヤマハハコ(実)、モミジカラマツ(実)、オンタデ(実)、ミヤマコウゾリナ(実)、ミヤマセンキュウ(花〜実)、ハクサンアザミ、ミヤマハンノキ(青実)、ハクサンフウロ(実)(紅葉)、オヤマリンドウ(花〜花終わり)、ミヤマホツツジ(実)、ハクサンボウフウ(実)など。
H21.9.15(火)  砂防新道(黒ボコ岩〜南竜分岐)
ハクサントリカブト、ミヤマシシウド(花〜実)、ミヤマダイコンソウ(実)、ヤマハハコ(終)、タカネマツムシソウ(花終わり)、カニコウモリ(花終わり)、カライトソウ、イブキゼリ(花〜実)、ミヤマセンキュウ、サラシナショウマ(実)など。






5 花の百名山
(1)NHK版
花の百名山には、田中澄江の随筆と、NHK版があります。NHK版の方が、優れているように思います。その内木は20種・20山が挙げられており、参考になります。桜、つつじ、石楠花が多くなっています。吉野桜、大峰山の大山蓮華、屋久島石楠花は、ブランドといってよい組み合わせでしょう。
ただし、「木の百名山」という立場から見ると、ハイマツのような花の目立たない種類や、登山の楽しみである低山帯の木が入っていないという物足りなさがあります。
9
八甲田山
1,584
 奥羽
 ヒナザクラ
15
五葉山
1,351
 北上山地
 ハクサンシャクナゲ
16
不忘山
1,705
 南蔵王
 サラサドウダン
21
神室山
1,365
 神室山地
 ミネザクラ
25
安達太良山
1,700
 吾妻山地
 ウラジロヨウラク
35
高水山
759
 奥多摩
 マンサク
36
川苔山
1,363
 奥多摩
 ミツバツツジ
39
天上山
574
 神津島
 オオシマツツジ
42
高松山
801
 丹沢
 キブシ
49
五色ヶ原
2,485
 北ア・立山
 コツガザクラ
50
黒部五郎岳
2,840
 北ア
 チングルマ
78
天城山
1,406
 伊豆
 キョウマルシャクナゲ
85
大江山
833
 丹後
 タニウツギ
86
吉野山
858
 大峰
 ヤマザクラ
88
八経ヶ岳
1,915
 大峰
 オオヤマレンゲ
96
矢岳
940
 雲仙
 シロドウダン
97
大船山
1,786
 九重
 ミヤマキリシマ
98
祖母山
1,756
 祖母山
 アケボノツツジ
99
韓国岳
1,700
 霧島
 キリシマミズキ
100
宮之浦岳
1,935
 屋久島
 ヤクシマシャクナゲ

(2)田中澄江版
田中澄江の版には、木は10種類余りしか挙がっていません。また、つつじ、石楠花、桜がおおく、他は主に高山帯やそのお花畑で見られる低木です。
24いそつつじ
八幡平
25しろやしお
大滝根山
26こばのとねりこ
鎌倉岳
32ひなざくら
栗駒山
34みねざくら
五葉山
41いわうめ
大雪山
46ちしまざくら
羅臼岳
53しゃくなげ
金峰山
56きばなしゃくなげ
薬師岳
57ちんぐるま
黒部五郎岳
63つるこけもも
苗場山
83いわなし
三上山


6 山の百名木
平地の登山口に近い所では、コブシやオオカメの木、反対に頂上近くではハイマツやコケモモなど、山の木には、代表的なものが沢山あります。山の植生は、低山、亜高山、高山、や湿原など。色々なタイプがあります。また、北海道と九州では、同じ高山帯でも植生が異なります。そこで、それらの代表的な木を列挙してみます。

7 巨木・巨樹百選
環境庁が全国の巨樹・巨木のデータベースを作り、その中から100本を選んだものです。100種を選んだわけではないので、杉やケヤキなどが何本もあり、種類の数は○となっています。山にある木が沢山含まれています。
−2010.1.30

礼文島の木
礼文島の花の話5よりリストアップしました。
http://www5.ocn.ne.jp/~rebun-fl/hanasi5.htm
コケモモ、リシリビャクシン、オオタカネバラ、イソツツジ、イワツツジ、エゾマツ、ガンコウラン、タカネナナカマド、ダケカンバ、チョウノスケソウ、チングルマ、ハイマツ、ミヤマビャクシン、アオトドマツ、トドマツ、ミヤマヤナギ

チョウノスケソウは日本では須川長之助(ロシア人植物学者マキシモヴィッチの助手、函館に在住)が初めて採集したことから、牧野富太郎が命名したもので、北海道の山に当てるのがふさわしいのではないかと思います。この

利尻島の植物
利尻島の動植物図鑑より転載させていただきました。
http://www.rishiritou.com/picture/index.html
イワギキョウ [6月〜7月]
イワヒゲ [7月〜8月]
イワベンケイ [6月〜7月]
ウコンウツギ [6月〜7月]
エゾエンゴサク [4月〜5月]
エゾカンゾウ [6月〜7月]
エゾツツジ [7月〜8月]
エゾノツガザクラ [7月]
エゾノリュウキンカ [4月〜6月]
エゾノハクサンイチゲ [6月〜7月]
オオバナノエンレイソウ [5月〜6月]
カキツバタ [5月〜6月]
クロユリ [5月〜6月]
センダイハギ [6月〜7月]
チシマフウロ [5月〜6月]
ツバメオモト [5月〜6月]
ノハナショウブ [6月〜7月]
ハマナス [7月〜8月]
ボタンキンバイ [7月〜8月]
ミズバショウ [4月〜5月]
ミヤマオダマキ [8月]
リシリゲンゲ [6月〜7月]
リシリトウウチソウ [7月〜8月]
リシリヒナゲシ [7月〜8月]
リシリブシ [8月〜9月]
リシリリンドウ [7月〜8月]
ワタスゲ [5月〜7月]